夜のピクニック

誰か夜明けを止めてくれたらな


Fさんの本が届いていた。


期待が膨らみすぎて、拠り所にしすぎて、読むのが惜しいし、読み終わるのが怖い気さえしてしまう。


昨日の夜、やっぱり謝りたくてメールを送った。そこまで傷つけたのだとしたら、怖くなった。

涼くんの傷ついた気持ちを想像した分だけ、今度は自分が傷ついた。

嫌われたと思うと、すごく辛い。


今日、返事をもらえることを期待してたけど、来なくて、また絶望するような気持ちになった。

もう、これ以上は私からは送ることができないから。

無視され続けるなんて、自分の苦しみが深くなるだけでいいことないってわかってる。

現実を受け入れて行こうと思う。

昼も、仕事してる間も、油断したら泣きそうになって、すごく辛かった。

帰り道歩きながら、一人になると泣いてしまった。

いろんなことを思い出しては、寂しくなる。

一週間前に、戻りたいってすごく思ってしまう。後悔しても遅いのにね。

これから行く予定だった場所も、もう行けないんだね。なんて辛いんだろう。

思い出だけが残る。

相手の状況や気持ちを想像して、いろんな考えがぐるぐる巡る。もう、確かめようのないこと。

答えが返って来ない限り、自己完結し続けるしかない。でも、この方が良かったのかもしれないとも思ったりする。


まだいい別れ方をしたのかもしれない、とか。音信不通の方が離れやすいかもしれない。諦められるかもって。


どこかで、まだ期待してる自分も居て、疲れてしまう。


情緒不安だなぁと思う。


ギター教室へ行った時

これからギターを頑張って、サウンドクラウドに載せようと思った時

そういうサークルに入ろうと思った時

お風呂に入った時

さとちんとLINEした時

Fさんの本をパラパラ読んだ時


押し寄せる悲しみの波が、凪のようになる瞬間がある。

こういう風にしてやり過ごして行く他ないんだと思った。


仕事も、頑張ろうと思う。


勉強も頑張らないと。


今日も食欲がなくて夕飯を食べれなかった。

お母さんが心配してくれて泣きそうになる。


もうしばらく哀しみに浸って居てもいいんだと思う。(癖になったら怖いけど..)

悲しみ抜いたら、きっと抜け出ることができると信じたい。